先日、都内のとあるホテルの中のレストランに行ってきました。
普段は、ディナータイムのコース料理は1万円~上は5万円まで!しかないのですが、
お得なコースが期間限定であったので是非食べたいと思ったのです。
特に、5千円のコースには、点心、特製麺、デザートがついていてとても魅力的!
お席を予約し、友達と2人で出かけました。
重厚感があって、とても素敵なレストラン♪お料理もとても楽しみです。
・・・ここからですが、結局この5千円コースは食べることができませんでした。
以下、顛末をざっと先に書きますね。
-------------
友人はビールをオーダーし、私はプーアール茶をオーダーしました。
さてさて、コース料理は・・・というと、いただいたメニューに載っていません。
その旨、ウェイターさんに伝えると、事前にご予約いただいた方のみのコースとなっているとのこと。
電話で予約したときに、コースは今伝えなくて大丈夫ですか?と最後に聞いたけど、当日レストランで
お申し付けいただいて大丈夫ですとのことだったのですが・・・と伝えると、厨房に確認して
きます、とのこと。
しかし、しばらくして戻ってきたウェイターさんからは、「やはり、予約センターにも確認しましたが、
事前にご予約いただいたお客様のみのコースとなりますのでお受けいたしかねます」という内容の
ご返答をいただきました。
再度、電話予約した際に、当日レストランで決めていただいて結構ですと言われたので大丈夫だと
思っていたことを伝えると、「HPにも書かせていただいているのですが、あちらのコースは
事前にご予約いただいたお客様のみのメニューとなっておりまして・・・ご予約のないお客様からは
お受けできないのですが・・・」との一点張り。
しばらく、平行線ばかりの押し問答となり、と言っても食べられないのですよね。。。わかりました。。
と言うしかなかったです。
釈然としないけど・・・久しぶりに会った友人を前にしてこれ以上は・・・という気持ちもあり・・・
ほんとどうしよう。。。と困り果てていたとき、黒服の責任者らしき方がいらっしゃいました。
ご予約の件で・・・と話しかけていただき、先ほどのウェイターさんにお伝えした通りのことですが、
電話で予約した際のやりとりを再度伝えさせていただきました。
すると、この方より言われたことも、「HPの下にも書かせていただいている通りなのですが、
このコースは事前にご予約いただいた方のみとなり、食材や仕込みの関係でその場でお受けすることが
できません・・・」というような、ウェイターさんと同じ回答でした。
じゅにまい、さすがにイライラしてしまいまして・・・ひとつ試してみることにしました。
黒服さんに、「5千円の点心が入ったコースがあると思うのですが、とても興味があってどうしても
食べたくて楽しみにしていたのです」と。
すると黒服さんからのご返答は、「ディナータイムですと・・・こちらのメニューからお選びいただくように
なるのですが・・・」とメニュー表最後のページの点心メニューを指差しされました。
もうだみだこりゃ。。怒りも諦めに変わりました。
そっか・・・私の予約の仕方が悪かったんですよね・・・・・・と思わずつぶやいてしまうと、
いえいえいえいえいえ、決してそうではございません!!とあわてておられましたが、
とりあえず、わかりましたと伝え、考えるお時間をいただくことに。
レストラン側からすると、もはやじゅにまいはクレーマーか、予約しなかったのに無理難題言って、
結局怒って帰った客、こっちに非はないからしょうがないよね、というお客様だったと思います。
じゅにまいも、上記問答ですでに15分以上経っており、友人のビールしかテーブルになく、
出ようかとも考えました。点心とデザートだけいただこうか・・・特製麺とデザートだけいただこうか・・・
あれ、特製麺はメニューになくて、コースにしか入ってない???
でも、結局、最後においしかったねと言って帰りたかったから、一人1万円のコースを注文しました。
友人には申し訳なさすぎて、5千円だけ支払いをお願いしちゃいました。。。
お料理はおいしかったですが、やっぱり怒りがちょっと残ってたこともあり、あまり味わう余裕がなかったです。
最後のデザートはさすが絶品だ!!と思えるもので、素晴らしかったです。
そして、デザートを食べているときに、「最初にずいぶんとお待たせしてしまいましたので・・・
また是非来ていただきたいので・・・」とお詫びを言っていただきながら、マンゴープリンと
フルーツの盛り合わせをサービスでいただきました。
結局、お支払いの際も、コース2人分とプーアール茶の請求だけでした、配慮していただいたのかな?
-------------
というのが、当日の出来事でした。
皆さんは、どう思いますでしょうか・・・予約ちゃんとしなかったじゅにまいが悪いだけで、逆切れじゃ
ない??と思う方もいらっしゃると思いますし、実際そうなのかもしれないですね。
私もまだまだ小さい人間です、それは事実です、大人気ないなぁ~と我ながら今でも思います。。
でも、じゅにまいはとても残念な経験だったと同時に、とても勉強させていただいた出来事でした。
まず、ウェイターさんも黒服さんも、おっしゃっていた内容の軸にブレがなく、これは正しい対応だと
思います。しかし、肝心の軸が違っているのでは・・・と思いました。
ここでの軸は、「事前に予約がないので、今オーダーができない」ということであり、HPの記載どおり
云々は、言わなくていい情報です。
お客様対応する際は、お電話でご予約いただいた際にうまく伝わらず・・・・不都合があり等の表現の方が、
お客様にとって良いのでは・・・と思いました。
そうじゃないと、うちは悪くないの一点張りにしか聞こえず、じゃー私が悪いの??となって
しまいますので。。。実際悪かったのだと思いますが、やっぱり気分害されちゃう。。
次に、お客様のご要望に応える姿勢が全く感じられなかったこと、これも辛かったです。
じゅにまいは数年間、飲食店でのキッチン業務に従事しておりました。
アルバイトと言えど、お客様にはノーは絶対言わないこと、いかにご希望に沿えるか、沿えない場合は
どうするか・・・ということを叩き込まれましたし、一般的な飲食店様では、このように考えてお料理・
サービスを提供することは当たり前のことだと思っております。
じゅにまいがすぐに引き下がらなかったことには意図があります。
こう言ってみたら、どういう対応・返答をいただけるのかな・・・と思って聞いていました。
厨房に確認してきますとおっしゃっていただいたときは、「基本ご予約いただいたお客様のみの
メニューですが、今回はご予約の際に行き違いがあったようですし、なんとかお作りします」と
言ってくれるかな・・・。
黒服さんが来てくれたときは、事情をわかってくれるのかな・・・、点心が入っているコースを
楽しみにしていたと伝えたときは、ディナータイムにご注文いただけるコース料理の中で
点心を組み込んでお作りいたしましょうかと言ってもらえるのかな・・・。
1万円のコースをオーダーした時は、「楽しみにしていただいたコースと全く同じものを
作ることはできませんが、できうる食材で同じような料理をお作りさせていただいても
よろしいでしょうか」とか言ってもらえるかな・・・。
結局、どれも言ってもらえず、内心「料理人いますか???」と思ってしまいました・・・。
最後に、最後まで「うちは悪くない」姿勢を貫いたこと。。
フルーツ等レストラン側からのお心遣い、とても感謝致しますが、理由が「お待たせしたこと」でした。
ウェイターさん、黒服の方と予約に関してお話している時間が長かったので、当然オーダーに時間が
かかったのは事実ですが、そのお詫びのサービスとは。。。
結局5千円のコースを食べることができなかったことに関しては、最後まで触れずでした。
お金じゃないんです、ほんと。。。
たった一言、ご予約の際意図がうまく伝わらず、楽しみにしていただいたコースをお受けすることが
できないのですが、ディナーコースをご注文いただけるのであればできうることを致します、と、
そう言っていただけたら、いくらお支払いしても価値がありますし、楽しく、おいしい時間を過ごすことが
できたのに・・・なんて・・・。
プロであれば、型にはまったお料理・サービスしか提供できないのは失格です。
それを学ばせていただき、自分にも戒めた出来事でした。
ただ、このレストランを非難したいわけではなく、アフタヌーンティや、次回はちゃんと予約してお料理を
楽しみたいので、そのときはおいしかったです記事を改めてUPしてご紹介したいです!
Comment