3月11日。
誰もが忘れることができない日です。
夜にドキュメンタリー番組を見ていて、被災地で暮らしているご老人が、
「もう、東北は復興していると思われているけど、全く復興なんてしていない、人が住まないと意味がない、人が戻ってこない」とおっしゃっていたのが印象的でした。
確かに、昨年4月に震災後はじめて陸前高田に行きましたが、人が生活しているというより、さら地に、埋め立てに、壁を作って、残った建物は当時の津波の破壊力を一目で理解できる、言葉が出なくなる光景でした。
1日も早い復興を、と願ってはおりますが、願うだけでは復興に役立つことは何もないことも理解しております。
東京で生活をしているじゅにまいに何ができるのか、簡単に答えは出ませんが、この日のことは一生忘れない、と改めて刻んだ1日でした。
そして、震災といえば…なのですが、じゅにまいの想い出は「水餃子」です。
少なからず東京にも影響があった震災後ですが、当時じゅにまいがアシスタントをしていた点心教室で、生徒さんと協力して水餃子を2000個作り被災地に贈りました。
半分は、仙台のお寺の避難所へ。
もう半分は、仙台の居酒屋さんに受け取っていただき、最前線で炊き出しのボランティアをされていた方に託しました。
じゅにまいもはじめての経験で、反省点も多かったのですが、多くの生徒さんと共に包んだ水餃子が震災直後の不安な日々を過ごす皆様を暖めてくれたと信じております。
ということで、本日の晩御飯は水餃子です。
お寺の職員の方から後日、「震災以来、味噌汁以外のあたたかい食べ物は皆はじめてだったので喜んでますよ」とおっしゃっていただいたので、今日は特別にお味噌汁仕立てで。
届け、水餃子パワー!!
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Author:じゅにまい
東京・名古屋・大阪で、点心教室「まいふぁん」を開催しております。
ご家庭で気軽に作ることができる、本格点心をご紹介します~☆
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