私事ですが、シンガポールから帰国した翌朝に祖母が亡くなりました。
89歳、大往生でした。
一人っ子のじゅにまいにとっては、小さいときからとてもかわいがってくれた優しいおばあちゃんでした。
おもちゃやお人形など、欲しいものはなんでも買ってくれました。
ファミコンを買ってくれたのもおばあちゃん。
大学からは香川を離れたので年数回しか会えなかったけど、帰ればいつも笑顔で迎えてくれて、会えないときもお野菜やお米を送ってくれました。
15年前に、祖父、祖母、母の四人で台湾に旅行に行きました。
腰が曲がって杖をつきながらの旅でしたが、食事がとてもおいしいのに感激して、特にマンゴーと小籠包は「この世にこんなにおいしい食べ物があるとは」と喜んで食べていました。
帰国時には杖なしでスタスタと歩いて帰ってきて家族を驚かせました。
仕事の関係で一緒に行けなかった父は、少し後悔している様子です。
近年は足腰が弱ってしまい、老人ホームでお世話になっておりましたが、頭はしゃっきり冴え渡り、少しもぼけちゃうことなく過ごしていました。
家に帰ってくると、「やすちゃん、台湾で食べた小籠包が食べたい」と急にリクエストされ、慌てて作った経験から、帰省するときはいつもデジタルスケール、スケッパー、麺棒とレシピを持参していました。
台湾のと同じや~と喜んで食べてくれたおばあちゃん。
あぶないからと止めても、口の中でスープが出るのがおいしいんやと絶対に一口で食べてしまうおばあちゃん。
もっと食べさせてあげたかったな。
おばあちゃんとの想い出は尽きませんが、おばあちゃんにとってじゅにまいはどんな孫だったのかな。
この歳になるまでおばあちゃんがいてくれたことが幸せでした。
おばあちゃん ありがとう
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Author:じゅにまい
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